個別支援級で2年生

roboが2年生になる少し前に、障害のあるお子さんをお持ちのママ友からKという東京を拠点とする民間療育機関の月刊誌を見せてもらいました。私は、そこに書かれている療育内容にとても共感して利用したいと思いました。

その頃のroboは入学当時に比べれば、ずいぶん良くはなっていたのですが、まだ私としては、いくつも心配な点がありました。
そして、この民間療育機関との出会いが、roboを大きく飛躍させるきっかけとなったのでした。

このKの療育方法は、ご褒美のないABA(行動療法の一種)のような感じです。通園施設でやっていたTEACCHは基本的に本人を取り巻く環境を本人にわかりやすいように改善することによって望ましい行動を引き出すというアプローチです。それに対して、kメソッドは環境よりも本人を脳や体の内側から問題を改善させることによって、どんな環境・どんな人達にも望ましい行動で臨むことができるようにするというというやり方です。

これには、訓練的なものをさせないといけないので、抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。

私の場合は、丁度roboにできることは、やり尽くした感がありましたし、もう一歩roboの内側に踏み込んで何かを根本的に変えなければ、本人の力も引き出せないし、周囲とうまくやっていけなくて、roboなりの幸せをつかむのは難しいのではないかと思っていたので、Kにroboを連れて相談に行きました。

その相談では、まずroboを1時間半くらい観察してもらい、その後の面談でズバリ核心的なことを言われました。それは「robo君の全ての問題は、自分の体や口を止められないことから来ていますから、体と口を止める訓練をしましょう。」というものでした。私は目から鱗が落ちるように、はっと大事なことに気づかされました。

感覚過敏のために虫が気持ち悪くても騒がずにぐっと我慢して黙っていればいいし、授業中勝手に発言したくても我慢して黙っていればいいというのです。私はなるほど、と思いました。要するに、roboには感覚過敏があったり、ADHDの衝動性があったりしても、自分の行動をある程度コントロールできれば、大して目立たなくできるわけです。たくさん問題があるようで、実は問題はたった一つだったのです。

そして、その問題はその子によってそれぞれで、例えば、ある子は言葉があまり理解できないために、問題が色々発生しているということで、言葉の学習を主にやる必要があるといった風です。

roboの場合は、体や口を止められないことが原因なので、黙ってじっとしている訓練が必要でした。ぐっと自分を止めるためには、体幹を鍛えるトレーニングもしました。ちなみに、やったことは、無言で手のひらを太股の上に開いて置いて、一定時間正座をすることと、片足を低い椅子に乗せて一定時間グラグラせずに立っているというものです。その他、普段から自分勝手な行動や発言を控えさせて、大人からの提案にのれるようにしていくことでした。

ある程度自己コントロール能力がついてくると、例え失敗しても注意されれば、すぐに直せるし、耐性力が上がったので、癇癪もほぼなくなりましたし、我慢の伴うようなハードルの高い課題にも取り組めるようになりました。また、いちいち騒がなくなったおかげで、意外と虫は可愛いものだと感じたり、状況を冷静に判断できるようになったりしました。

2年生一杯はこのKで教わったトレーニングを行うための1年間でした。そして、このトレーニングを行う前と後とでは、周囲からのroboに対する見方は真逆と言ってもいいくらいに変わりました。roboは約1年間でたった4回(3か月に1回)、Kで相談を受けただけで、もう来なくていいですよ、と卒業になってしまいました。最後の相談の時には、「あとは、一般の同い年の子ができることを同じようにできるようにさせて下さい。そのためには、3年生から一般級に転籍させて下さい!」と言われました。

丁度その頃、主治医には「個別支援級を追い出されるのでは?」と言われ、担任にも「一般級に行かせるべき!」と言われる程の成長ぶりを見せていたので、Kメソッドの実践がroboの成長を加速させたことは間違いありませんでした。

ところで、私は以前、子供にかかわる仕事をしていました。また、roboが小さい頃より随分成長したことから、色々なママに子育ての相談を受けるようになりました。

そういうママ友と週に2・3日はランチをして話をしたりして、結局私もおしゃべりを楽しんでいます。外向的な性格の私は人と会うと、相談にのっているようで、実はエネルギーを吸い取っている部分もあるようです😅(スミマセン💦)

それで、相談を受けているお子さんの中で、これは家庭だけでは克服するのが難しい課題を抱えているなと思った場合は、やはり、プロの手を借りた方がいいと思って、kを紹介しています。今では15人くらい私の紹介でkに通っています。roboの場合、私が何事にも没頭しやすい性格なので、3か月に1回相談に行って、家でバリバリやって終わらせてしまいましたが、他の方は週1や月1で通ったりしてじっくり療育を進めているようです。だいたい、通い始めて1年半くらいすると、周囲の人にもわかるくらいの変化がある感じです。しかし、まだ、伸びしろがあるようで、卒業になった人は、知り合いにはまだ一人しかいません。

しかし、あの1年間はroboを育てている中で最もインパクトの強い1年間でした😌


roboの作ったLEGOです。見てるとほのぼのします😜
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by robo223 | 2017-01-11 09:35