2017年 01月 04日
小学校を個別支援級に決めた頃
私は初めから、roboを個別支援級に入れるつもりでいました。できれば、もっと手厚い養護学校に入れてもらいたいと思うくらいでしたが、養護学校はとても人気でなかなか入れてもらえません。
判定は予想通り、「個別支援級に適している」でした。元校長先生の評価は今思うと、実に的確なものでした。まず、以下のような観察報告がありました。
①泣いている子の声に聴覚過敏を起こし離席した。
②お遊戯の時一人外れて別の所に行ってしまった。
③着席して先生の指示に従う手遊びはできた。
結論として、「入学時は、個別支援級に所属する方がいいでしょう。でも、席に着いて先生の指示に従う場面ではよくできていたので、お勉強はできると思います。5年生くらいからは一般級に行った方がいいでしょう。」ということでした。まさか、この言葉の通りになるとは、その時私は夢にも思いませんでした。
しかし、長い経験を積んだ方や専門家の意見というものは、すべてではないのでしょうが、謙虚に耳を傾ける価値があるなとつくづく思います。やはり、親というものは、どうしても我が子のことを客観的に見ることが難しいからです。
roboの主治医であるS先生にも、roboが2年生の頃の診察で、「こういう子はねぇ、そのうち個別支援級を追い出されちゃうよ。」と言われた時は、まさか本当にそうなるとは思っていませんでした。
また、roboが3・4年生の時、個別支援級で担任をして下さったY先生の言葉はとても印象的なものでした。まず、彼女はroboが3年生になったばかりの時、「robo君は授業中、勝手に発言することを直せば、一般級に行けます!」と言い、「学校でそれが直るように指導します!」と宣言して下さいました。さらに、roboを一般級に転籍させた方がいいとおっしゃり、その理由をいくつか上げて下さいました。その中でも、「robo君は素直だから、お母さんが個別支援級にいなさいと言えばずっといるでしょうが、彼は本来外の広い世界に出て自分を試したいタイプだと思うので、このままでは、本人が後でもっとチャレンジしたかったのにと後悔すると思います!」という言葉に、私は「自分は本当にroboのことを考えてやれているのだろうか。ただ、自分が安心していたいだけなのではないか。」と考えさせられました。
やはり、親だと過大評価してしまったり、逆に過小評価してしまったりする部分があるので、回りの人の意見も貴重だなと思います。ただし、全部聞き入れるのも危険なので、親としての考えをベースにアドバイスして下さる方の意見を参考にしながら、我が子に一番適した道を選んでいくべきだなと思います。しかし、発達障害という特性がある場合、その子によって課題も成長のスピードもさまざまで、全員がスペシャルケースとなるので、とても判断が難しいです。
というわけで、roboは個別支援級に在籍する形で小学校生活がスタートしたのですが、roboにとってはとてもいい選択だったと今でも思います😌聴覚過敏のあるroboは保育園のにぎやかな環境が苦手だったので、最後の日まで嫌がっていましたが、静かな個別支援級のおかげで、学校は一度も嫌がったことはありませんでした。また、少人数なので、じっくり面倒を見てもらえるので、安心して通わせることができました。そのおかげで、入学当時に比べて大きな成長を遂げることができたのだと思います。
roboが作ったガンプラです。いくつもいくつも作ったのですが、私にはどれも同じに見えます💧
