roboは小さい頃、何でも見たままのことを言っていました。相手の気持ちなんて、まるでおかまいなしでした。それで、私は人に対して失礼に当たることはどんなことかを教えて、発言に気を付けるように促して行きました。

また、行動面も周囲に配慮する態度はまるでなったので、一つ一つ教えていきました。教えないと、誤学習を繰り返して、とんでもない思考パターンや行動パターンを身に付けていってしまうことが予想できたからです。

しかし、roboが落ち着きを見せ始めた小学校3年生くらいからは、ある程度世の中で必要な考え方や行動様式が頭に入って来たせいか、自分で必要な配慮を思いついたり、教えたことを応用して考えたりすることが時々できるようになって行きました。

ある時、個別支援級の体育の時間にタグ取り鬼というものをしていたのですが、ゲームがスタートした瞬間、皆が一斉に、一人しかいない女の子のタグを取ろうと駆け寄ったために、その女の子が慌てて転んでしまい、ずいぶんな傷が出来てしまうということがありました。

皆からすれば、悪気はなく、ただ1番タグを取りやすい女の子のところに行ってしまったというだけのことでした。

しかし、その時、roboは、女の子のところに行ってはいないということが分かりました。それで、私はroboになぜ女の子のタグを取りに行かなかったのか聞いてみたところ、roboは「僕は、女の子と年下の子のタグは取らないと決めているんだ。」と言っていました。

私はそうするようにとroboに教えたことはなかったので、正直とても驚きました。私はroboが単にトロくて、女の子のところに駆けつけられなかっただけだったのかと思っていたくらいでしたから。

しかし、その時、私はroboの判断能力がかなり育って来ていることに気づきました。そして、その頃からroboへの関わり方も少しずつ変えて行ったような気がします。

そして、中学生になってからは、ますますrobo独自に、私が思いも寄らないような発想で判断能力を発揮することも増えて来ています。

例えば、最近、学校で友達とトラブルがあり、それ以来roboが少し強い態度に出ていましたが、先生方に伺ったところ、そのままで良いということでしたので、様子を見ていたところ、相手のお子さんが折れて下さり、解決しました。私はroboの判断が正しいのかどうか、心配していましたが、roboに任せておいて良かったと思いました。

小学校低学年くらいまでは、ひたすら教えることの方が多く、考えさせる場面も答えが決まりきったような内容ばかりでした。しかし、このように幼い時期にしっかり必要なことを教えておけば、それらを体得し、自己判断能力もついて来るのだなと思いました。

これから、ますますroboは成長して行って、社会生活を送っていく上で必要な対人スキルを自分で身に付けて行ってくれるかもしれないと思うようにもなって来ました。そして、私が教えてもらうことが出て来る程になるかもしれない、と思ったりもしています。


夜はバーになるカフェに行きました☕
e0365597_12313040.jpg

e0365597_12323626.jpg

e0365597_12330006.jpg

e0365597_12344157.jpg


いつもブログの訪問を本当にありがとうございます🎅

ランキングに参加していますので、ポチッとしていただけると、日々の励みになります🍀
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
[PR]
# by robo223 | 2017-11-17 08:35 | Comments(10)

共感性を育むこと

roboは自閉症スペクトラムの子で、本来、人の気持ちに共感することや、行間や空気を読むことは苦手なタイプだと思います。しかし、roboに関わって下さった先生方に伺ったお話しや、私が普段接している時の印象からすると、そういった面はわりと育っていると言えるかもしれません。

そして、以前、そのことを記事に書かせていただいたところ、ブログを読んで下さっている方から、そういった力をどのように育んだのですか?というご質問をいただきました。

それで、今日は参考になるかどうかわかりませんが、roboに少しでも共感性が身につくようにと、私が心がけていたことを書かせていただきたいと思います。

「子供は親が教えたようには育たず、親がしたように育つ」ということがを言われますが、私もそうだと思います。

ですから、roboに共感性を身につけさせるためには、まず私がroboに対して、出来るだけ共感性を持って接して行こうと思いました。特にroboが自ら好んで行っていることや、遊んでいることに対して、「それ、おもしろそうだね。」とか「これ、かっこいいね。」などと声を掛けていました。

自分の気持ちに寄り添ってもらうという体験が、人の気持ちに寄り添うという態度の形成につながるのではないかと思っていたからです。

でも、やはり、親の態度を見ただけで学べるのは、健常な子供です。発達障害の子供の場合は、態度を見せるだけでなく、言葉を使って共感的な態度を教えていかなければならないと思っていました。

それで、幼い時期にやっていたのが、絵本の読み聞かせをする時に、登場人物の気持ちを考えさせるということでした。自分以外の存在にも気持ちというものがあって、それを思いやっていくものなのだということを知ってもらいたかったのです。これは、行間を読むということにもつながったと思います。

また、小学校中学年くらいになってからは、実際に学校で起こった出来事などを取り上げて、その時友達がどんな風に思ったのか考えさせたり、教えたりしていました。特に、人にはそれぞれ考え方や、好みなどがあって、例えそれが自分と違っていても相手の立場を尊重しなくてはならないのだということは、繰り返し教えた記憶があります。

もちろん、もともとの性格もありますし、教えたところで限界はあると思います。でも、ある程度心がけて働きかけて来たことは、roboが友達付き合いをしていくために、全くの無駄にはならなかったかな、と思っています。

先日、roboの学校の球技大会を見に行った時も、roboがいる所には誰かしら友達が近づいて来て一緒に観戦していましたから、まぁまぁうまく皆とやっているようです。

友達付き合いをスムーズにするためには、共感性があった方がいいに決まっています。どこかぎこちない共感性だったとしても、一般のお子さんの7割くらい身に付いていれば、何となく友達の中に入っていけるのではないかと思っています。


スタバもクリスマス仕様になっていました🎅
e0365597_11090378.jpg

e0365597_11101843.jpg

e0365597_11110359.jpg


いつもブログの訪問を本当にありがとうございます🎄

ランキングに参加していますので、ポチッとしていただけると、日々の励みになります🍀
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
[PR]
# by robo223 | 2017-11-16 08:48 | Comments(12)

私は20代の頃、職場で全盲のマラソンランナーの方と一緒に働いていました。50代の男性で、若い頃はパラリンピックに出場されたそうです。彼はパラリンピック会場で、その名がランニングウェアのブランド名になった名ランナー、フランク・ショーターに会って抱擁を交わしたということが1番の自慢でした。

私が出会った50代の頃も、現役のランナーで、毎朝ボランティアの方の伴走で、10キロ走ってから、出勤していました。大変朗らかで親しみやすいキャラクターをお持ちの方でした。

退職後は、退職金を使って知的障害をお持ちの方の作業所を立ち上げて運営されていました。20年程前の話しです。

私はこの方の生き方に触れ、幸福とは何かということについて、随分考えさせられました。なぜなら、この方には視覚障害という大きなハンディキャップがあるにもかかわらず、毎日生き生きとしていましたし、常に目標や夢を抱き希望を持っていたからです。

かたや、障害どころか、身体的にも経済的にも恵まれているように思われる方だというのに、全世界の不幸を背負ったかのように生きている場合もあるのです。

彼は毎日の生活を楽しむだけでなく、自分のハンディキャップなど物ともせずに、別の方々の役に立つことも成し遂げていたのです。

彼は成人しご結婚もされた後、病気で失明されたと伺いましたから、どのようなご苦労があったのか計り知れないものがありました。しかし、私は1度も彼の暗い表現を見たことがありませんでした。ユーモアのセンスにあふれ、記憶力と頭の切れが抜群だったイメージしかありません。

彼との出会いは、私の幸福というものへの捉え方に、間違いなく大きな影響を与えました。障害があろうがなかろうが、人はその意思さえあれば、人生で幸福をつかみ、輝くことが出来る!全てはその人次第!ということを教えていただきました。

それから、その頃、知的障害のある一人の素敵な女の子との出会いもあり、私の障害というものへのイメージが180度変わってしまったのです。彼女はおしゃれが大好きな素敵な女性へと成長していきました。

こういう出会いがあったからこそ、私は今こうして、障害のある我が子を育てながらも、明るい方を向いていられるのだと思います。幸せをつかめない理由なんて、誰も持っていないのだと信じて、roboや皆さんのお子さん方の未来に希望を持っていられるのでしょう。


早くもクリスマスモードです🎄
e0365597_08355867.jpg

e0365597_08371007.jpg

e0365597_08373329.jpg


いつもブログの訪問をありがとうございます🎅

ランキングに参加していますので、ポチッとしていただけると、日々の励みになります🍀
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
[PR]
# by robo223 | 2017-11-15 08:58 | Comments(9)

発達心理学者のエリクソンは、青年期(12才から~22才)にアイデンティティを確立することが、その後の人格形成に重要な影響を及ぼすとしています。

エリクソンが唱えるアイデンティティには、4つの要素があります。それは、簡単に言うと次のようになるかなと思っています。

①自己斉一性:自分らしさを認識すること。

②対自的同一性:自分がどんな人生を送りたくて、将来何をしたいか実感すること。

③対他的同一性:自分が認識している自分と他人が認識している自分が一致していると実感すること。

④心理社会的同一性:自分の居場所を見出すこと。

つまり、アイデンティティの確立とは、「自分が何者であるか」ということを認識し、「自分の役割」や「自分の居場所」を見出すことのようです。

ところで、現在12才のroboも確かにアイデンティティの確立に向かって一歩一歩前進しているなということを感じます。

最近のroboは頻繁に自分の考えと他人の考えの違いを確認する作業を心の中で繰り返ているようです。よく私に「お母さん、僕には流行なんて関係ないよ。自分の好きな物を選ぶよ。」とか、「お母さん、僕はエリートコースには興味がないよ。ただ、将来、人のためになるものを作りたいだけだよ。」などと、自己を客体化して見つめる姿勢が見られます。

また、家庭や学校で、「自分はどのようなポジションにあるのか」や、「自分は受け入れられているか」ということを考えているようです。「僕が話し掛ければ皆僕を仲間に入れてくれるよ。」とか「僕は友達の中では、いばっているわけでも、見下されているわけでもないよ。」と言っているということは、自分の位置を探っているという証拠だと思います。

エリクソンが言うように、今まさにroboは青年期の入り口にいて、アイデンティティというものを確立しようとしているのだなと思います。幼い子だなと思う一方で、このように精神的な成長を遂げている部分もあるようです。

先日、私がroboのシャーロック・ホームズの本を借りて読みたいために、早く読んでくれと促したところ、「僕は、自分の好きなように本を読みたいんだ😫」と私に苦情を訴えました。それで、私も「そうだよね。本を読む速度を強制されたくないよね。」と言いました。正当性のあることを、節度ある態度で主張することは、良い自己主張だと思います。なかなかしっかりして来たなと頼もしく思いました。

しかし、まだ、幼く不安定なこの時期は、大人の保護的な関わりも欠かせない時期だと思います。本人に任せて見守る態度と手を掛ける部分のベストバランスの見極めがますます重要な時期に来ていると感じる今日この頃です。


こんなカフェも見つけました☺
e0365597_11373321.jpg

e0365597_11390995.jpg

e0365597_11393264.jpg

e0365597_11404581.jpg

ウォーター・サーバーがおしゃれ✨
e0365597_11414994.jpg

メインディッシュは撮り忘れました😣
e0365597_11430223.jpg


いつもブログの訪問を本当にありがとうございます🎄

ランキングに参加していますので、ポチッとしていただけると、日々の励みになります🍀
  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
[PR]
# by robo223 | 2017-11-14 08:00 | Comments(7)

このブログを読んで下さっている方の中で、まだ、小学校低学年以下のお子さんをお持ちのママさん達には、大きくなったらご自分のお子さんも「robo君のようになれたらなぁ。」と言っていただくことがあります。

ブログを書き始めた頃は、まさかそんな風に言っていただけることがあるなんて思ってもみなかっただけに、とても嬉しくて励みになっています110.png

もちろん、「robo君みたいじゃ、うちは絶対嫌です!」と思ってらっしゃる方がいらしたとしても、そういう方がコメントされることは常識的にはあり得ないからというのも分かってはいますが。笑

ただ、同じ状況でも、「それでは満足できない」と思うか、「それだからこそ良い」と捉えるかによって、物事や状態の良し悪しはほぼ全て決まってしまうのではないか、と私は思っています。

私はこのブログに書くことは、個人のプライバシーに支障のない限り、出来るだけ忠実に事実を書こうとしています。私の知り合いで、小さい頃からroboのことをご存知の方や個別支援級でroboと共に過ごして下さったお子さんのママさん達も数人、毎日の日課のようにして読んで下さっている方もいらっしゃるので、その方達の手前でもありませんが、なるべく誠実に記していきたい、と思っています。

ですから、おもしろいことに、このブログを読んで下さっている方の私への印象と知り合いママさん達の印象があまり変わらないのです。「文は人なり」とは良く言ったものです✏

しかし、いくら忠実に記そうとしても、そこには、やはり、主観というものが混じってしまいます。そして、私はその主観こそが、とても大事なことだと思っています。

誰に何と言われようが、他人に多大な迷惑さえ掛けていなければ、自分や家族さえ満足していれば、それで良いと私は思います。そして、その主観が「足るを知る」という精神に基づいていれば、なおさら私は心の平和や余裕につながる、もっとも豊かな道だと思っています。

ない物を探せば、ない物だらけですが、ある物を探せばある物だらけです。例えば、「ある物」の代表は、命だと思います。

それぞれの方、そして、そのお子さんは、必ず素晴らしいものを持ってらっしゃいます。しかし、それを認めずに「これでは不充分である。もっともっとたくさんの物が必要だ。」と枯渇していれば、その方は、いつでも餓えに苦しむ貧しき人だと言えるでしょう。

しかし、今ある物の中に良さを見出し、感謝して生きている人は、いつも満ち足りていて富める人だと言えるのではないでしょうか。もちろん、向上心やハングリー精神といったものも、生きる活力として、また、キャリアアップには必要です。しかし、心豊かに育つために、子供時代にまず先に体験すべき心の世界は、安心や感謝といった心を穏やかに保つためのものであっていいと私は考えています。

ですから、その主観の中で、私は本来なら残念と解釈できてしまうことでも、まるで、それが良いこと、感謝すべきことのように捉えてroboに伝えたり、ブログに記したりしていると思います。

それで、読んで下さっている方にも「robo君は幸せそう。」という印象を持っていただけているかもしれません。でも、確かにroboは今幸せだと思っていますし、そんなroboといられて私も幸せです。

これからも、すでに手にしている物に目を向け感謝した上で、現状に甘んじることなく、さらに向上していけるようにしたい、と思っています。


ほっこりとしたハートの形に癒されました☕
e0365597_11472127.jpg


いつもブログの訪問を本当にありがとうございます🍁

ランキングに参加していますので、ポチッとしていただけると、日々の励みになります🍀
 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 子育てブログ 2Eチャイルド育児へ
[PR]
# by robo223 | 2017-11-13 08:54 | Comments(11)